考えるというのは、自分の未来をつくること。
「あなたが死にそうな状況になって、助かる方法を
考えるのに1時間あるとしたら何をするか?」
アインシュタインは、
55分考えて、残りの5分を行動に移したそうです。
今日、受けた講座で印象に残ったお話でした。
私は、38歳の11月に左胸にしこりを感じて、
クリニックへ行きました。
マンモグラフィ検査の結果、女医の先生から、
「98%乳がん陽性だと思ってください。
早めの治療が必要でしょう」
とあっさり、がん告知・・・。
98%がん告知をされたら、普通なら、
「なんで私ががんなの?」
「一生懸命頑張ってきたのに、何が悪いの?」
「仕事はどうなるの?」
「結婚はできないの?」
「何のために仕事をがんばってきたの?」
「これからどうなるの?」
・・・と悲観的になるはずが、
私は、
「余命が1ヶ月だったら、何しよう?」
「余命が3ヶ月だったら、何しよう?」
って、やり残しリストアップを始めたのです。
やり残しといえば、ネガティブですが、
『やりたいことリスト』の
リストアップというのが正しいかもしれません。
・誰と会おう?
・何食べよう?
・どこ行こう?
・何しよう?
「もっとやりたいことある~♡」
「やらなきゃ♡」
という気持ちを病気が思い出させてくれました。
がんと出会ってから12年。
がんは完治とは言わないようなので、
すでに寛解状態。
その経験をきっかけに、
一眼レフカメラを始めてみたり、
マンション買っちゃったり、
会社辞めて独立しちゃったり、
ドラムを学び始めてみたり、
ま、いいかどうかはわかりませんが、
自分のやりたいことをして、
今日に至っております。
私にとって、大きな変化は、
「現状に悲観する時間が少なく」なって、
「どうしたいか?」を考える時間が増えたこと。
『どうしたいのか?』
これ、自分を大切にする代表的な問いかけです。
「何をしなければならないのか?」じゃなく、
「どうしたいのか?」です。
その問いかけが、自分の未来をつくります。