ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

反対意見への向かい方

嵐・櫻井くんの演技には惹かれないんだけど、

(嵐・櫻井君ファンのみなさま、ご無礼失礼いたします。)

『先に生まれた僕』

には興味があって、連続で見続けています。

 

先日、

3者面談で、お父さんのこんなセリフがありました。

 

『先生、子供いらっしゃるんですか?

結婚していらっしゃるんですか?』

 

校長、事務長、担任先生が生徒の立場で話していたとき、

父親は、こう思ってそのセリフになったんだと思う。

 

『僕の気持ち、わかるんですか?』

『あなた、経験者なんですか?』

『経験していない人になんか、わかるはずないでしょ。』

 

ってね。

 

これを見て、

「ああ、あるある」とうなずきながら、

校長役・櫻井君のセリフを考えていた。

 

しばし、沈黙のあと、

『確かに、子供はいません。結婚も・・・していません。

ただ、将来に迷っている生徒と毎日向き合って、

どうしたらいいのか、懸命に考えています。

僕も、教師たちも・・・』

 

(あ、完全にセリフを記憶していないので、あしからず)

 

一般的には、

・父親の言葉に反論の余地がなく、黙ってしまうか。

・同じように父親を責めるような対応をとってしまうか。

どちらか・・・かもしれません。

 

校長・櫻井君の伝え方は、

説得でも、責めるでもなく、

相手(父親)に理解を示した上で、

自分たちが「なぜ今、そう思って伝えているのか」を、

ただ、伝えたにすぎない対話でした。

 

だから、父親にその思いが伝わった。。

届いたように思うんです。

 

日本人は、完璧主義が多く、

相手の批判を恐れている人が多い。

 

だけど、自分の考えももっていて、

その考えを勇気をもって伝えたい。

反対されたくない。受け入れられたい。

 

みなが、そう思っているなら、

相手の考えに理解を示し、そして、

説得でも、責めるでもなく、

自分の考えをしっかり伝えていく、

そんな勇気をもつことが

相手への誠意であり、本当の伝え方なのではないかと

感じたのでした。