アラサーリーダーの葛藤。
昨日は、企業クライアント様で、
2名の個人セッションでした。
お一人目は、アラサーリーダー。
クライアント様に対しては、
守秘義務があるので、
詳細なことは書けませんが、
あくまでも、
そのセッションの中で、
いつも気づかせていることを
書いてみたいと思います。
私が、アラサーだった時、
こんなことに気づいていれば
よかったな~と
しみじみ感じながら、
コーチングセッションを
しているのですが、
アラサーの誰もが必ず葛藤する時が、
あります。
それは、リーダーになるとき。
あくまでも、
先輩・・・ではなく、
リーダーになるときに、葛藤を
感じています。
先輩とリーダーの違いは何か?
先輩とは、
その仕事を先に習得している人、
リーダーとは、
後輩を導きながら、
仕事の進めていく人
『導きながら』というのがポイント
先輩のままでいるとどうなるのか?
「どうして1回で覚えられないの?」
「なんで、こんな簡単なことができないの?」
「私を見ればわかるでしょ。」
といった感じ。
自分が3年その職場にいたなら、
3年目の目線で、
後輩の出来不出来を判断して、
関わってしまう。
ドライな後輩なら、
「は~い、わかりましたぁ~」って言って、
その場を逃れてしまえますが、
ディープな後輩(がんばりすぎ)なら、
「私、またやってしまった・・」
「この職場でいいのかな・・」
「きっと、先輩に嫌われているに違いない」
という構図ができあがってしまう。
だから、
自分の目線が、先輩になっていないか、
注意をする必要があるんです。
リーダーになるには、
『相手目線』に立つ事。
自分がその会社に入った時、
自分がその仕事を初めて教えてもらった時、
どのくらいの期間で一人前になったか、
最初は、何がわからなくて、
何をきっかけに、できるようになってきたか、
自分の歴史をひもときながら、
相手に関わることが重要です。
そして、
それだけでは終わりません。
ここまで、後輩に接していても、
さらなる葛藤がでてきます。
『私なら、こうするのに、なんでできないの?』
できない理由はいろいろあるでしょう。
1.習得に時間がかかるタイプ。
2.言われたことだけ、やればいいかと思っているタイプ。
3.全体が見えていないタイプ
4.リーダーに不信感を抱いている。
5.お金が入ればいいやと思っている。
相手に自分の思いを押し付けたり、
決めつけて関わると、
とたんに相手は関わりにくい人になってしまいます。
上記のタイプ別に対しては・・・
1.習得に時間がかかるなら、
1週間後、1カ月後と先の目標をつくって応援していきましょう。
2.言われたことだけ、やればいいかと思っているなら、
手が空いた時に何をすればいいかを伝えたり、何をしたらいいと思うか相手に聞いて率先して動いてもらうクセを体感してもらいましょう。
3.全体が見えていないなら、
1と重なりますが、今日、1週間後、1カ月後の目標を伝えるクセをつけましょう。
4.リーダーに不信感を抱いていそうなら、
自分が「先輩化」していないか、チェックしましょう。
5.お金が入ればいいやと思っているなら、
「できていない」ことばかり話していないか、チェックして「できていること」を伝えるよう意識してみましょう。
先輩(プレーヤー)からリーダーへの
転換期はとてもストレスが伴うと思います。
自分のペースでできないことで、
イライラしたり、責めてしまったり、
詰め寄ってしまったり・・・
新しいメンバーを受け入れるには、
その葛藤期を必ず越えなければいけません。
その期間を長くしてしまうのか、
繰り返してしまうのか、
短くして、楽になるのか・・・は、
あなたの関わり方にかかっています。