ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

変化とビフォーアフター

この質問が、最近気に入ってます。

 

『その取り組みで、

自分がどう成長しますか?

変化しますか?』

 

どちらかというと、

どう変化するか?

が、気に入ってます。

 

変化って、なんだか、

前進してるっていうか、

レベルアップしてるっていうか、

そんなイメージをもつからかな。

 

それが、きっと成長なんだけど、

人事採用をしていたときに、

『この会社で成長したい』的な

アピールを聞きすぎて、

なんだか、成長という言葉が、

薄っぺらに感じられてているんだと、

思う。

 

 

先日、コーチングセッションを受けているクライアントの方に

『2週間前と比べて変化したことは何ですか?』と聞いてみた。

 

「変化したことですか?…あるかな?」

との回答。

 

(私の心の声)

え?

前回やってみるって言ってたことは、

どうなった?

 

何も?

何も変化なし?

 

少しくらいあってもいいんじゃね。

 

『あるでしょぉ。何か少しくらい。どう?』

「いやぁ、まだ完璧な状態になってないし…」

『ん?完璧?…そうか変化を完璧って感じたんだね』

 

『じゃあ、2週間前からのビフォーアフターを教えてくれる?』

「あ、それなら、……」

 

それから、

彼女はビフォーアフター

7つほど教えてくれました。

 

『変化』

 

という言葉を知っていても、

定義が異なることがあります。

 

彼女の変化は、

完璧な状態になる

ことでした。

 

きき手が、

その定義のギャップに

気づかずに、

「あるだろ!変化!」と

詰め寄っても何もでないし、

信頼関係が崩れます。

 

そして、

本来きき手が望んでいた行動を

しているにもかかわらず、

見過ごして評価してしまうことが、

あります。

 

自分が望んでいない情報しか

入らないとき、

交わしている言葉の定義がズレて

いないか、

疑ってみてください。

 

きっと相手の見方が変わるはずです!