ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

脅迫してる!

昨日は、ママ向けのグループコーチングでした。

 

コーチングといっても、

すっごい高い目標を掲げて、

何かを達成するというわけではなく、

 

・子どもに対して、〇〇したい。

・こんなママになりたい。

・明るく、楽しく時間を過ごしたい。

 

という生活の中での、

『なりたい』

をテーマにご支援しております。

 

前回の講座では、トマスゴードンの

「コミュニケーションを阻む12の障害」から、

自分の子供への関わり方を見直して、

自分でトライしてみる行動目標を立てる中で、

 

受講者のひとりの方が、

12の項目の内、

以下の1と2は言わないように

意識すると決めて帰られたのです。

 

1.指示、命令:何かするように(しないように)と言うこと。がNG

例:早く起きて、準備して行きなさい。

(このように「~しなさい」といえば、黙らされてしまい、何もいえなくなるという現象が起こる)

2.注意、脅迫:あることをすれば、どんな結果になるかを言うこと。がNG

例:学校行かなかったら、学年あがれなくなるでしょ!

(このように「~をすれば、~をするぞ!」といえば、防衛心や、反感が生まれる)

 

そして、昨日のことでした。

 

『私、常に脅迫してました。』

 

と、2週間あったことを

お話してくれたんです。 

 

前回の講座の後、

「言わないぞ!」と意識したら、

娘さんとのコミュニケーションも

スムーズになったそうです。

 

でも、

気が緩んでしまったり、

何度も同じことを繰り返して

約束を守らないと、

 

ふと気づいたら、

「脅迫」

していた・・・

とのことでした。

 

もちろん、

どのお母さんも子どもの事が

嫌いで「脅迫」しているわけでは、

ありません。

 

どちらかというと、

子どもを思えば思うほど、

「脅迫」モードに

なってしまいます。

 

そして、

そのモードを続けていると、

子どもは、さらにさらに、

ママの望まない方向に

進んでくことになります。

 

何を考えているかわからなくなったり、

防衛心が働いて言い訳が多くなったり、

反感の気持ちがわいてぶつかってきたり、

 

『なんで、うちの子はいうこと聞かないの?』

 

って、

いうこと聞かない子供に育ってしまいます。

 

脅迫していて、

素直になる人はいません。

子どもも、大人も。

良かれと思っていても。

 

脅迫する前に、考えてみてください。

・どうして今、そんな状況なんだろう?

・どうして今、そんな気持ちになっているんだろう?

 

そこを引き出すところから、

本当の解決が始まります。