ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

カチンとくる感情をよしとする。

先日、コーチングセッションで、

クライアントさんと、

『カチン』とくる感情と行動を一緒に

分析していきました。

 

そのクライアントさんは、

非常にクールで、効率的に淡々と

仕事をこなせる方。

 

感情を分析することに抵抗を示すかな?

と思ったのですが、とても興味を示していて、

話を進めていく中で、

 

『カチン』とくる自分にダメ出しを

していたことに気づいたようです。

 

そして、自分がイライラしないために、

自分のペースで仕事を進めるたくて、

どーも、仕事を抱えてしまうクセもあるようでした。

 

プレーヤーなら、自分のスキルアップのために、

ペースアップをするのはいいのですが、

リーダーになると、そうはいきません。

 

そして、

自然な感情にダメ出しをしていると、

どこかのタイミングで、身体が悲鳴をあげます。

これは不自然な状態・・・。

 

まず、「カチンとくる自分」にOKを

出してほしいとお願いしました。

「カチン」は決してダメなのではなく、

自分の大事なものを大事にしているからこそ感じる

『怒り』のメカニズム。

 

・何を大事にしていると思う?

・どうしてほしいと思ってる?

・どうすべきと感じてる?

 

大事にしてほしいもの、してほしいこと、べき論を

ただ訴えるだけでは、大人げないけれど、

自分がなぜそう思っているのかをしっかり伝えるのは、

むしろ、大人の対応。我慢は禁物です。

 

そして、勇気をもって相手に伝えても、

相手がその内容に理解を示さないなら、

それを受け入れるのも、大人の対応。

 

今は自分のメッセージが届かなくても、

次に、どうアプローチすればいいのかを、

考えればいいだけです。

 

子どもの頃、

両親に迷惑をかけてはいけないと強く感じたり、

長男、長女の人は、(あ、私も含め)

無意識に感情を抑制しています。

 

だから、感情のコントロールが下手ですね。

勝手に自分の自然感情にダメ出ししているようです。

 

怒り、

悲しみ、

恐れ、

自然現象なのに、感じないようにしています。

 

怒っても大丈夫。

悲しんでも大丈夫。

恐がっても大丈夫。

 

感じた後、どうするかのほうが、大事です。

むやみやたらに騒いでも、

きっとその自然感情は満たされないでしょう。

もちろん、出さなすぎもいけないでしょう。

 

バランスよく、感情とお付き合いしてみると、

ダメ出しがへりますよ。

 

私は、たまーに、

『うん、今日は怒ってるね。いいね~。

カチンときたんだね。』と、自分が何に怒りを

感じたのかを知るのが面白くなっています。

 

ん?マニアック?