ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

イヤイヤ期とモヤモヤ期は、どこか似ている。

先日、コーチングの体験講座で、

中二病」の話で盛り上がりました。

 

私は自分の子供を育てた経験はないのですが、

やはり甥っ子を見ていると、

中二の時に、いろいろともめごとがあったこと、

思い出しました。

 

以前、アグネスチャンが、

この中二病時期(思春期ともいう)を前に、

自分のこどもにこんなことを言ったというのが

印象的でした。

 

『これから中学校にあがると、なんだかわからないけれど、イライラしたりすることがあると思う。だけど、それは、あなたが悪いわけでもないし、ママが悪いわけでもない。そういう時期なだけなんだから、気にしないこと。』

 

そう伝えて、無事、思春期を乗り越えたようです。

 

今の時代の子供は、どーも優しすぎるので、

事前に「こんなことがあるよ」と言っておかないと、

『こんな風に思う自分が悪い』

と責めてしまうこともあるようです。

 

だから、自分のモヤモヤしている気持ちが言えない。

それが、「2歳児のイヤイヤ期と似ているね。」

という話になったんです。

 

自分の気持ちが言葉にならない。

自分の気持ちが整理できない。

 

中学生ともなれば、

このモヤモヤをモヤモヤのまま言葉にすると、

 

・傷つけてしまうのではないか。

・怒られるのではないか。

・変に思うのではないか。

・一蹴されるのではないか。

・嫌われるのではないか。

 

思ってしまうこともあるみたい。

 

そんな不安が広がれば、

周りが心配を装って声を掛けてきても、

どう伝えていいかわからないから、

『冷たい態度』

になってしまうんでしょうね。

 

モヤモヤしたとき・・・、

どのように解消していますか?

 

私の場合、まずは睡眠をしっかりとる。

 

そして、やはり、

モヤモヤしていることを、

しっかり受け止めてきいてくれる人の

存在で解消しています。

 

・こんな伝え方じゃわからないかな。

・こんな言い方していいのかな。

・これが正しいかな。

・理解してくれるかな。

 

そんな気持ちを払拭するように、

「へぇ~、そうなんだ。」

「そう感じたんだ。」

「そこが気になっているのかな。」

「こんな風に伝わるけど、どう?」

「うんうん、なるほど。」

「は、は~ん。そうかぁ。」

「その言葉、何度も出てくるね。気になってるんだね。」

 

 

自分の気持ちをソファのように受け止めてくれると、

リラックスしながら、自分で自分を整理し始めます。

 

自分の気持ちを整理して、

整理した言葉を、

相手に理解してもらうと、モヤが晴れます。

 

 なんだか、スッキリします。

 

人は、自分の考え・気持ちを理解しているようで、できていません。

理解できていない時にモヤが立ち込めます。

 

モヤモヤ期から離れたいなら、自分の言葉を吐き出してみてください。

あ、すぐにきいてくれるひとが見つからないなら、

他に、2つほど方法が・・・。

①自分の考えを録音する。

②自分の考えを書きだす。

 

これも結構、効果あるので、お試しくださいな。