苦手な人は苦手なままで対処する。
今日は、今年初のコーチング体験講座。
受講者の真剣なまなざしに、私も熱く語ってしまった(笑)
『苦手な人の対処法について』
本来の話から脱線しつつ、コーチングの大事なポイントも含めつつお話したのです。
一般的に人は自分がききたい話には興味を示し、自分が興味のない話には、どうやって話をすり替えようか考えているものです。すり替える・・・もしくは、「その考え方に物申す!」と言う感じでしょうか。
家族や友達同志なら、バッサリざっくりいけるものでも、その方との関係性においては自分ペースに話をもってこれないものもあって、それがストレスに感じることもあると思んです。
それが、ましてや、コーチと言う役割において、
相談を受ける中で相手の話に興味が示せなければお話になりません。
受講生の方も、このような話はだいたい頭の中では理解しているのですが、自分が『本心から興味を感じない』ものに興味を示すことがどうにも不慣れで気持ち悪さを感じているようでした。
私は、その気持ち悪さを、前職の上司でトレーニングしてみた話をしたのです。
本来、上司の『理不尽な要求』に興味を示すことなんてできません。
どちらかというと物言う部下だったので、「なぜ理不尽なのか、理解しろーーーーーーー!」といろんな言い方をして戦っていたわけです。
今思うと、上司だって理不尽なことくらいわかっていたんでしょうね。そんななかでも部下が言っていることに賛同できず、彼なりに精一杯私の言葉を交わして、それでもひれ伏さない私に対して、権力でごり押ししてきたのでしょう。
「こんなところにいたら私が腐る!」
そんな風に鼻息荒くしていたときに、私のコーチがコーチングの実践を促してきたわけです。「上司のコーチングなんて簡単よ」という一言と、コーチングの基礎スキルを思い出したことで、二人の関係は激変します。
上司が「俺が悪かった」と素直に謝ってきた。
謝った時は、『うわぁ~、謝った。謝ったよ・・・』と静かな喜びが・・。
そして仕事の帰り道、同僚に身体全身で『謝ったよ~』と大喜び!(笑)
その基礎スキルというのが、「認める(受け止める)」スキル。
このスキルを使うことで、上司は『俺の立場を理解してくれた』。
そう感じたんじゃないかな~と思います。
だからといって、くどいようですが、この上司を本心で理解したわけではありません。
この上司は、今でも嫌いな上司ランキングに入っています。
自分がどんな働き方をしたいのか、どんな自分になりたいのか、自分が目指す『理想の自分』に近づくために、コミュニケーションを変化させただけなんです。
女性は特に、物事を「好き嫌い」で判断しがちです。
「納得」とか「本心」とか、「嘘をつかない」とかにこだわりがちです。・・が、もっとこだわってほしいのか、自分の理想の『あり方』です。
引き続き、受講生の「あり方」を支援していきたいと思います。