ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

自分の事をわかってくれる人に、話をきいてもらいたい。

今日は、半日コーチング講座。

不登校のお子様を抱えたお母様が、

お子様や同じ悩みを抱えた方の対話に向けて

スキルアップ習得を目的にお越しになりました。

 

今まで体験したことのない課題に向きあい、

その課題が早く解決する方法を探して、試して、

もっと早くうまくいく方法がないか探し回って、

いろんなアドバイスをもらって混乱して、

やり方ではなくて、「あり方」の重要性を感じて、

お子様の成長に一喜一憂されている姿に、

こちらも熱が入りました。

 

 

コミュニケーションで熱が入ると、

通常は、相手のためを思ってアドバイスをしがちですが、

コーチングは違います。

 

相手の話に判断を加えず、

相手の考えに否定せず、

ひたすら相手の話を受け止めます。

 

たとえ、コーチ自身が意見を言いたくなっても、

それは後回し。

 

相手は判断されない、否定されないことで、

安心感が得られるようになります。

そこで、ようやく自分の課題と向き合うことが

できるようになるんです。

 

なんといっても、誰しも、

やっぱり周りから認められたい生き物ですから、

そこをクリアすることで、次に進みやすくなるんです。

 

今回の受講生も、

『自分の話を存分にできるって、スッキリしますね』

というくらい、思う存分自分の思いを語っていただきました。

 

でも、でも、でも、でも、でも、でも、でも、でも

『どうしてもアドバイスしたい!!!』

と話を受け止めることに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。

 

・学校行きたくない。

・勉強したくない。

・会社やめたい。

・海外留学したい。

・起業したい。

・うまくいかないのは、あいつのせいだ。

・私は頑張ってるのにわかってもらえない。

 

そんなこと言われたら、

ひとこと、ふたこと、モノ申したくなってしまうかもしれませんが、いくら正しいことを伝えても、相手はあなたのアドバイスに耳を貸そうとはしません。

 

なぜなら、「自分の事をわかってくれない人」というレッテルを貼られてしまうからです。

 

相手の本音を引き出したい。

相手から「わかってくれる人」という印象を与えたいなら、

どんなこと言われても、何を言われても、

『そうかぁ、今、そう感じているんだね。話してくれてありがとう。』

そう返してみましょう。

 

やっと自分の気持ちが話せる!

目の前の相手は、そう感じてあなたに感謝するはずです。