人生の悩みの多くは、過去に対する後悔か未来への不安によって生まれる。
今日は水曜読書会。
普段なら、絶対読まない日本史がテーマでしたが面白かった!
こんな私がもっと歴史に触れたくなりました。
感動する!日本史 日本人は逆境をどう生きたか (中経の文庫)
- 作者: 白駒妃登美
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2015/07/28
- メディア: 文庫
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・吉田松陰
・上杉鷹山
・御木本幸吉
・岡野喜八郎
・八田與一
・永井隆
・正岡子規
・高杉晋作
・立花宗茂
・高橋紹連
・大山捨松
・山岡鉄舟
・島津斉彬
・まつ
・細川幽斎
・クラーク博士
・塙保己一
・木村重成
総勢19名の逆境に対する取り組み方が書かれていました。
見慣れている名前も多いのに、知らないことって多いものです。
この人たちの逆境に比べれば、
今の悩みなんて「へ」みたいなもんだと感じさせてくれるほどの逆境ストーリー。
だって、捕まったり、殺されそうになったり、牢獄で死を待つばかりだったり、
原爆に出会ったり、家族をなくしたり、余命が短かったり、
未来に期待なんてもてっこない状況でも、どんなときでも、
『小さい光』をなんとか探そうとして、探し当てちゃう天才なんだね。
この本をまとめた著者がこんな気づきを記していました。
人生の悩みの多くは、過去に対する後悔か、未来への不安によって生まれるのだ、と。過去も未来も思い切り手放し「いま」に生きれば、ほとんどの悩みは雪のように消えてなくなるのではないか、と。
この「手放し」ってやつが、なかなか難儀なんですけどね。
・昨日、●●な失敗をしたから(過去)、今度も(未来)だめなんじゃないか。
・こんな状態が続いている(過去)から、もっと(未来)悪くなるんじゃないか。
・あんなことがあったから(過去)、こんな結果(未来)になっているんじゃないか。
過去の原因と未来の不安分析に時間をかけていては、
自分の人生はワクワクしてこない。
「今、できること」を探すとき、
効率化を求めてしまうと、足止めのまま前進しない。
「Aの方法が効果があるのか?Bをやったほうが近道なのか?」
考え続けるだけでは、明確な答えはでない。
だから、早く行動始めて、たくさん試すことが成功の近道なんだね。
そもそも「後悔と不安」のない人はいない。
それを感じる人がダメ人間でもない。
またひとそれぞれ「後悔と不安」の感度も違う。
自分だから感じた後悔を、
自分だから感じた不安を材料に、
『今の生き方』を料理するのが、
自分らしい生き方と言えるのだと思う。