ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

ルールって言葉には嫌悪感を感じてしまう。けど。

ルールって言葉には、どうも嫌悪感を感じてしまう。

 

・縛られる

・守らなくてはいけないもの

・窮屈

・抑制

・支配

 

以前、なんでもルールの部長がいて、

社員が何かミスを犯すたびに、ルール項目がどんどん増えて大変な思いをした。

一番引いてしまったのは、「ゴミ箱完全撤廃!」というルール。

 

とある部署の社員が、重要資料をゴミ箱にとりあえず入れたつもりが、

そのまま帰ってしまい、朝の清掃担当者がそのまま捨てちゃったということで、

即日に完全撤廃(笑)

 

ルールとしては、あまりに極端すぎる・・・。

改善案は、完全撤廃しかなかったのか・・・。

アイディアが乏しくて、情けない・・・。と感じたものでした。

 

ルールが決められると、なんだかお子様扱いされているように感じていたけど、考えてみれば私もルールを発令してたっけ・・(笑)

組織として、チームとして一緒に進んでいくには、最低限のルールは必須だなぁと最近つくづく感じるのです。

 

特に

・気づいた人がやる。

・必要になったら協力する。

・手が空いてる人が率先して動く。

・助け合う。

 

ふわっとした職場でのマインドルールは、

よほどホスピタリティが高くないと、実行されない。

 

ほとんどの人は、

『自分の好きな仕事だけ、自分の好きなようにやりたい!』 

つまり、

「やりたくないことは、気づいてもやらない」

「自分の負担になるなら、協力しない」

「余計な仕事をしたら面倒だから、いつも手はふさがっている」

「評価されることしか興味がない」

 

具体的な行動ルールが決まっていなければ、みーんな、自分の正しいを主張したり、忙しく振舞って余計なことはしない人が増えてしまうのだ。リーダーはその主張にひとつひとつ対応していたら、首が回らない。だから個別の主張に振り回されないためにルールを決めておく必要がある。

 

『ルールを決めたら、自主性や自立性が育たないんじゃないか』

そんな心配もあるかもしれない。けれど、スポーツを考えてみてほしい。全てのスポーツにルールがあり、自主性や自立性が育たないものはない。みんながルールに基づいて取り組むことで、納得性が生まれ、その中から自主性や自立性を育むことができる。

 

生産性の高いチームワークは、最低限のルールで無駄な労力を省き、最大限の力を発揮する努力をし続けているのです。