ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

人は、自分に貼られたラベルに従った行動をとりがち。

先週、水曜日読書会の課題図書が、

 『説得の戦略』

説得の戦略 交渉心理学入門 (ディスカヴァー携書)

説得の戦略 交渉心理学入門 (ディスカヴァー携書)

 

 人を動かすには、どのように交渉したらいいのかが、

いろんな視点で書かれています。

 

最近、個人セッションで実践しているのが、

これだな~と感じたのが、

『将来のラベルを貼ること』

例えば、

・将来、信頼されるリーダーになれる。

・将来、あ・うんの呼吸で仕事ができるようになる。

・将来、転職のタイミングがあっても優遇される。

・将来、同年代より境遇に恵まれる。

 

プレッシャーをかけない程度に、

2段階アップでラベルを貼っています。

 

以前は「今、●●ができないと、〇〇が手に入らない」と脅しっぽい表現をしていましたが、先にラベルを貼ることにしました。

このラベル貼りは、相手の不安を消して、行動しようとするモチベーションにつながるようです。行動すれば課題が明確になります。課題が明確になれば、その課題がクリアすれば、欲しい状態が手に入るのです。

 

このラベル貼り、こんな使い方はしないでくださいね。

・だから、あなたはできないのよ。

・だから、成績があがらないのよ。

・だから、うまくならないのよ。

・そんなことしてるから、時間がかかるのよ。

・そんなことしてるから、信頼されないのよ。

・そんなことしてるから、うまくいかないのよ。

 

相手は無意識にその言葉を取り入れて、

無意識にその行動をとってしまいます。

 

この方法、自分に対しても、そう。

・だから、私はできないんだ。

・だから、成績があがらないんだ。

・だから、うまくならないんだ。

 

これでは、自分が本来持っている可能性を引き出すことができません。

・今はできないけど、努力している。

・今は成績が低いけど、来月は〇〇の状態にする。

・今はうまくないけど、練習量が成果につながる。

 

マイナスの事ばかりを反芻するのではなく、「マイナスだけどプラス」と自分に言い聞かせ(ラベル貼り)して、その状態を手に入れましょう。

相手がマイナスなラベル貼りであれば、プラスの言葉を考えてもらいましょう。そうするだけで、視点が広がります。

 

ぜひ、試してみてください!