残念ながら、人はなかなか思い通りに動いてくれません。
・私たちは、赤ちゃんに笑ってもらいたいとき、
「笑って♪」とは言わない。
何をしているかというと、ほとんどの大人が、
赤ちゃんを見て笑ってる。
なぜ、そういう行動をするかというと、
赤ちゃんがどうしたら笑うかしっているから、
そういう行動をとっている。
・お母さんは、子供に勉強してもらいたいとき、
「勉強しなさい!」と言う。
勉強しなさいと言われて、勉強する子供は、
怒られたくないからという理由で勉強する。
だから、お母さんはずーーーっと
怒らなくちゃいけない。
勉強が面白い、楽しい、わかるが揃うと、
お母さんはガミガミ言わなくて済む。
そういう意味では、最近ブームの「うんこドリル」は
お母さんの味方ですよね。
・先輩は後輩に、
「そこがお前のいけないところだよ。」って、
いけないところを指摘すれば、伸びると思ってる。
自分が後輩だった時、
そう育てられた人もいるかもしれないけれど、
指摘されても、どうしたらその課題がクリアできるか、
想像できない後輩は育たないどころか、
自分を責め続けることになってしまう。
・何を伝えたかったか?というと、
「目の前の相手は、なかなか思い通りに動いてくれないよ。」
ということ。
「やりなさい!」と言っても、
「そこがダメじゃん」と言っても、
相手は素直に動いてくれない。
なんといっても人間には感情と言うものがありますからね。
なかなか相手が動かないなら、相手の気持ちを理解する
ところから始めてみましょう。
・どのように理解するのか?というと、
まずは、『相手の視点を試してみる!』
「例えば、お母さんなら」
*子どもから、もっときれいに掃除してよ!
もっとおいしいごはんを作ってよ!と言われたら、
やる気になるでしょうか?
「例えば、先輩なら」
上司から、お前の育て方がダメなんじゃない。
お前の伝え方が悪いんじゃない。と言われたら、
やる気になるでしょうか?
どう言われたら、やってみよう!という
気持ちになるか、考えてみてください。