ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

私たちの脳は、変化にあまり得意ではありません。

・「新しい」という言葉から、

ポジティブな連想をする人もいれば、

ネガティブな連想をする人もいます。

 

・4月はなんといっても始まりの時期であり、新スタートの時期。

そして私たちの脳は、新しいこと=変化にあまり得意ではありません。

この時期は、新社会人だけでなく、新社会人を受け入れる先輩方も

意識することが必要なんです。

 

・私たちはどうしても、慣れ親しんだパターンを好みます。

だから、学生時代は似たような人と一緒にいませんでしたか?

あまり言葉をかわさなくても、共感できる人に心地よさを感じていたように思います。それが、会社となると「みな同じ」というわけにはいきません。

 

あんなに人間関係がうまくいっていたのに、急にうまくいかない・・そんなことを感じ始めるかもしれません。

 

・新入社員を受け入れる側も、意識していないと「変化の抵抗」が芽を出します。

*学生気分が抜けてない。

*どうして早く電話とらないの。

*あいさつが遅い。

*もっと全体を見て。

*メモとらないし。

*時間にルーズ。

*こんなこと1回ぐらいで覚えてよ。

 

新入社員が入ってくる前は、いちいち教えなくても良かったことが、仕事として負担になってくる。それは、新入社員が入った「変化による抵抗」です。自分のペースが乱れて混乱してしまうんです。

 

・混乱した要因は、新入社員の加入だったかもしれませんが、新入社員のせいだけではありません。「新しいこと」=変化とは、自分のペースを更新するときなんです。

 

だからこそ、「なんで、こんなふうに考えるの?」と今までの価値観でとらえるのではなく、「へぇ、そんな考え方あるのかぁ」と面白がる度量をもつことが、新しい自分に変わるポイントだと思うのです。