速度至上主義からの卒業と成長
この記事タイトルを見て、ギクッとしました。
私も速く歩くタイプなので、自分のペースで進まないと、自分がつまづいたりぶつかったりで、「ん、もう・・・」とイライラしちゃうことがあります。
さらに石田氏のこのコメントが胸に刺さりました。
速度至上主義はもうそろそろ卒業しませんか。(中略)いちいち腹を立てるのは、あなたが歩き遅い人を「だらしない」「体力がない」と心の中で切り捨てている証拠です。
今までの私の働き方は「速度至上主義」でした。それは悪いわけでもなんでもなく、ベンチャー企業で右肩上がりの職場で仕事をしていたので、とにかくスピード重視で結果を追い求めていくのがスタイルだったように思います。
特に、自分が成果を出し続けている時は、それが当たり前になっていて、うまくできないひとには手を差し伸べるというより無意識に切り捨ての気持ちをもっていたのかもしれません。
そんなワークスタイルが、普段の生活場面ででてくるとはこの記事を読むまで気づかなかったな。
きっと、この記事の相談者も周囲の期待に応えてきたからこそ、厳しい目線が育ったのかもしれません。ただその厳しい目線は、何のメリットにもならないということです。
職場でもこの速度至上主義がマイナスに運ぶときがあります。管理職やリーダーが部下を指導するとき、当然部下のほうがペースが遅いわけです。理解度が低いときもあるわけです。自分と同じ年数、働いてきたわけでも、経験したわけでもないのに、自分のペースについてこれない人に、どうしても言っちゃうんです。
「なんで、こんな簡単なこともできないわけ?」
あなたが、成長が遅いと感じている人を切り捨てている証拠です。
あなたが、「上」の立場でいることを楽しみたいなら、ぜひ言い続けてみてください。
指導者として成長したいなら、部下の現状をヒアリングして足りないことをどのように支援するか考えてみてください。その関係性が、個人の結果だけでなくチームとしての結果を導く要因となります。
お試しあれ♪