ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

コンビニでのコミュニケーションから変えてみる。

以前、知り合いがこんなことを言っていました。

 

「私、コンビニで支払う時に、かならず目線を合わせて「ありがとう」って言ってるんだぁ。必ず、相手も目線を合わせて嬉しそうにしてくれるんだよね。」

style.nikkei.com

 

「へぇ~、そんなもんなの?」と私。

 

コンビニの支払いで目線合わせる必要あるの?なんて考えていた私・・。この記事でとても反省しています。人間の本性はこういう何気ないシーンから生まれているんですね。

 

今思い出しましたが、私が20代のころ、初めてチラシやティッシュ配りをしたとき。とにかく冷たい視線を浴びたのを覚えています。視線だけならまだしも、手を振り払われたりとか、『いらない』って強く言われたりとか、「ただ、配ってるだけじゃん・・」って最初はチラシをまとめてゴミ箱に捨てたい心境でした。

 

でも、残念ながら、そういうわけにもいかず・・・。どうしたら、チラシを取ってくれるか、体の向きを変えたり、笑顔にしてみたり、言葉がけを変えてみたり、いろんなことを試してみたのです。確かにそのとき、つらそうな会社員が多いな~なんて思ってたっけ。

 

そんなときの何気ないひとことって、たまらなく嬉しくなるんですよね。「お疲れ様」とか、「ありがとうございます」とか、なんなら無言でチラシをとってチラっと見てくれるだけでも嬉しいと感じる。大きな声で「あざーーーーーーーっす!」って言ってる自分がいました。

 

コンビニに行くと、店員さんが明るいところと暗いところがあって、利用するものとしては明るい店員さんのお店に足が向きがちですが、暗い店員さんはその店員さんが原因ではなくてお客様がつくっていることもあるかもしれないですね。

 

がんばって仕事をしようと思っていても、さまざまなお客さんのタイプと向き合って、何も悪くないのに「チェ!」って舌打ちされたりとか、急に大声出されたりとか、そんなストレスを抱えながら立ちっぱなしで仕事をしているかと思うと、見方も変わります。決して簡単な仕事じゃないことがわかります。

 

そうすると、視線も目線も、かける言葉も変わってきます。

 

これはコンビニを題材としていますが、ビジネスにおいても当てはまります。なんでもかんでも「いい人」になりすぎる必要はないけれど、目の前の相手とうまくいっていないなら、自分の中にある『普通ならこんな選択しない』に振り回されずに、ちょっと立ち止まって、相手が自分と違う価値観を選択してしまう状況を想像してみてほしいのです。

 

それはあなたを否定しているのではなく、その人がそうするように経験してきたからかもしれません。まずは事実に向き合ってから、次のステップに向かってみてください。

 

お試しあれ♪