ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

友達に話すのと、仕事で話すのはロジックが違う。

今日は前前職の友人のお誕生日。

 

久しくお誕生日当日にお祝いすることが

できなかったけど、

今日はタイミングよくコースランチ♪で

お祝いすることができました。

 

二人ともに独身で、甥っ子姪っ子を愛する

『おばばか』コンビ(笑)

 

そんな二人の甥っ子姪っ子も、

成人を過ぎ、おばばかは

だんだん大人の相談を受けていく中で、

うれしいやら、さみしいやら、

誕生日なのに、やっぱりそんな話で

盛り上がってしまったのでした。

 

先日、甥っ子から入社1年足らずなのに、

会社の研修で「ロジカルライティング」を

学んだ話を聞いて驚いた話をしたところ、

 

お誕生日の彼女は、

「私、一度もロジカルなんて学んだことない」

と、これまた私にとって驚き発言。

 

社会人たるもの『結論から話せ!』と言われるもの、

と、私は刷り込まれていたのですが、

彼女が学んだことがないなら、

刷り込まれるようになったのは、いつなのか?

 

自分が話せない・・・と思い込むようになったのは、

何が要因だったのか?

 

彼女と同じように社会人人生を歩んできたはずなのに、

同じじゃなかったんだと、あらためて考えさせられました。

 

『結論から話せ!』

『何を言いたいのかわからん!』

『論点は何だ!』

『だから、何だ!』

 

ソフトバンク時代、スピードと効率化を求められていて、

忙しければ忙しいほど、上記な言葉を言われていた気がします。

 

なんとなく、じっくり話すことも、説明することが許されず、

上司に話に行くときは、いつも、

「おれに何をしてもらいたいのか?」を言わなければ、

怒号が飛んでくる感じでした。

 

『だから、俺に何を伝えたいんだ?意見を聞きたいのか?判断を仰ぎたいのか?共有したいのか?聞いてもらいたいのか?』

 

そんな上司を理解できずに、こちらの話から予測してもらおうと

説明すれば説明するほど、

『何言っているかわからないやつ』に任命されてしまって、

どうしたら、その任命が解けるかわからずに、

苦労の時期を過ごしてしまったみたいです。

 

お誕生日の彼女のように、

はたらく環境が違えば、そこまで感じずに済んだのかもしれないけれど、

ソフトバンクで苦労したからこそ、上司に伝わらない課題に

ぶち当たっている人の気持ちがわかるのかもしれない。

 

どんな経験も無駄なし。

というやつでしょうか。

 

けっこう、自分の人格をダメ出しされるほど苦しい思いをして、

強烈な上司には、毎回どの順番で話せばいいのか緊張しながら、

話す順番を考えていたのを思い出します。

 

順番と言っても、1番目は話せても、

2番目、3番目のつなぎ方がわからないと、

やっぱり話す時はしっちゃかめっちゃか。

 

そんな私でも、コーチングの学びも助けになり、

最後の上司については、聞きたい知りたい順番(上司のロジック)が

わかるようになり、話もスムーズにできるようになりました。

 

私が働き始めたバブル時代より、

とにかく忙しく効率を求められ、管理職は管理できずに、

プレイングマネージャーにならなくてはならず、

そうすると必然的にコミュニケーションの効率化も求められて、

上司がイライラしない伝え方を身につけなくてはいけない、

そんな時代になっていったんですよね。

 

ロジカルに話せない女性は、

うまく伝わらないとストレスがたまるばかり。

だけど、

その話し方を求めているのはその上司ではなく、

残念ながら、その上司の環境がそうさせてしまっているようです。

 

同じように「話す」「伝える」でも、

友達のように話すのと、

仕事として伝えるのでは、違いがある。

 

女性の働く期間が長くなればなるほど、

気をつけなくてはいけないことだと思うのです。