ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

タメ口は親近感より、見下し感を与えることがあるんです。

いつのころからかな~

年下の人に「タメ口」されても、

イラッとしなくなったのは・・。

 

それは、タメ口する人には悪気がなく、

使う理由があることを知ったからですね。

 

大抵、、年下の「タメ口」に出くわすのは、

美容室とか、洋服を選んでいる時。

 

・うん、これいいと思うよ~

・うん、似合う~

・これにする?

・こっちのほうがいいんじゃない?

 

『お前、友達か!』

 

って、思っていた時期もあったわけですが、

使う側にも理由があったことを何かの記事で読んだんです。

 

すべてを覚えてはいないけれど、

お客様に友達のように接することによって、

購買意欲を促す・・・といった類いだったと思う。

 

美容室では、その美容室にこれからも足を運んでもらいたいし、

アパレルショップでは、手に取ったその服を購入してもらいたい。

 

そうしてもらうには、「お友達のように接すること。」

ちょっと安易な考え方のように思えるけど、

それが、接客には効果的と考えて対応したわけです。

 

ただ、実際、

この「タメ口」が物議をかもしている職場もあります。

 

タメ口を使っている側としては、相手との距離感を縮めようとしているだけなのに、

社歴の長い28歳が最近入社の38歳にタメ口を使う。。。

残念ながら、28歳は悪気がありません。

悪気がないどころか親切な気持ちで接しています。

 

理由としては、

相手が何でも相談しやすいように。

相手と信頼関係が築けるように。

 

38歳がその対応に素直になれるかと言うと、疑問が残ります。

ここで人間関係のズレが起きてくるんです。

 

いくら、社歴が長いとは言え、人生の先輩は38歳。

遠慮しながら伝える必要はないけれど、

タメ口は親近感より、見下し感を与えちゃいます。

仕事のやる気にも火がつきません。

 

そういう些細な火種が、何かのきっかけで爆発しちゃうのです。

 

「なんで相手は怒ってるんだろう?」

そう疑問に感じているなら、些細な火種をまいているのかもしれません。

タメ口だけに限らず、自分が「良かれ」と思って実施していること、

相手の立場で考えてみると、何が新しい発見があるかもしれません。

 

実は「怒り」を売っている・・・のかもしれません。

爆発する前に、信頼貯金が減っていないかチェックしてみてください。