ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

完璧主義からの脱出。

今日は、1日コーチング基本スキルクラスでした。

 

クラスでコーチングを教えていてると、

自分の過去のリソース(経験)を

いろいろと思いだします。

 

コーチングを学び始めたのは、2009年5月。

 

何をやっても、

気持ちが落ち着かない

日々を過ごしてた頃でした。

 

そんな思いは、

家族にも、

友人にも、

同僚にも、

もちろん、上司にも話すこともなく、

 

ひとりで悶々と、

その落ち着かなさを

抱えていたんです。

 

「自分の思いを書きだすといい」

 

とどこかできいたのを思い出し、

せっかくなら、

書き続けられるように、

手帳もあらたに『ほぼ日』を購入し、

自分の胸の中にある言葉を

書きだしました。

 

・なぜ、こんな気持ちになるんだ?

・どうして、素直になれないんだ?

・なぜ、他の人と同じようにできないんだ?

・どうして、気持ちがすっきりできないんだ?

・どうして、認めてくれないんだ?

・なぜ、理解してくれないんだ?

・どうして、あんなこと言われなくちゃいけないんだ?

・なんで、イライラするんだ?

 

自分で自分を責めるような言葉を

ほぼ毎日書き続けました。

 

どうにかしよう、どうにかしなくちゃ。

 

このままじゃだめだ、

なんとかしないと、

このままじゃだめだ。

 

わかってはいるのに、

すべてが空回り、

自分が思った通りに

事が運ばない。

 

そんなことを続けていく中で、

コーチングと出会います。

 

コーチングとの出会いは、

その空回りを解決したかった

わけではなく、

仕事で活かしたかっただけなんだけど、

 

自分の気持ちを安心して話すこと、

自分に対して肯定的な質問をすることで、

自分の中で、何かが変わった気がしたんです。

 

本当にやりたいことは何か?

本当に望んでいることは何か?

その為に、何をするといいのか?

 

自分にとって大切で、

自分にとって必要なことから

考えられるようになりました。

 

そんな自分の変化を感じたころ、

手帳に自分の気持ちを書くことを

すっかり忘れていたことに

気が付いたんです。

 

何書いてあったけ?

ぐらいのトーンで見直してみたら、

自分でも愕然・・・。

 

かなりの勢いで自分の事を責め、

プレッシャーをかけていて、

生まれて初めて、

自分がかわいそうだと感じました。

 

「そりゃ、モチベーションあがらないわな。」

 

その経験を機に、質問を変えて、

自分の未来に期待することにしました。

 

「どうしたい?」

「どうしたらいいと思う?」

「どんな状態に仕上げたい?」

 

今までは、自分より

他人の思いを叶えることに

努力を重ねていたんだと思う。

 

自分を責めがちな人は、

他人の期待に応えられない自分を

悔やむことが多い。

 

だけど、

それを続けていたら、

自分が枯れてくる。

 

死ぬまで一緒の自分からも

厳しくされたら、

たまったもんじゃない。

 

自分の馬力がきかないと感じたら、

いや感じなくても、

自分の価値を自分自身が認めなければ、

本当の幸せは訪れない。

と思うのです。