ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

自分に思いやりがもてたとき、周りが変化する。

再び、昨日読んだ「オプションB」から、

OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び

OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び

 

 

浮かんだ質問で思い出した、

自分のあり方について。

 

この本の中に、

『自分に思いやり』をもつことの

大切さが書かれています。

 

誰しも、いつも、

自分に思いやりを

もっていると、

思っているのでしょうが、

 

蓋をあけてみると、

「自分に思いやり」を

持っている人は

多くありません。

 

 

私も、そのひとりでした。

 

認めたくなかったけれど、

私は、

自分に厳しい人間だったようです。

 

親にひかれたレールを歩むことなく、

自分で人生選択してきたくせに、

自由度があるというより、

ある意味、自分らしさが欠けていた時期があった。

 

いつも、他人の評価をうかがって、

自分を見直し、

自分の気持ちより、他人の気持ちを

優先したりして、

 

こんな対応したら、

受け入れてくれるんじゃないかと、

考えて行動したり、

 

周りの期待に応えらえないと、

『なんで、応えられないの?』

と自分を鼓舞しているつもりが、

叱責していたり、

 

いつも、どこか、

「いい子ちゃん」

から、抜けられなかった。

 

それは、自分に対して、

「思いやり」が、

欠けている状態。

 

自分に思いやりが欠けていると、

不思議だけれど、

相手に対しても、

自然と厳しめの目線を送っている。

 

「思いやり」で接しているはずが、

あなたのためという名目で

「思いやり」が押しつけになったり、

べき論をつきつけていたり、

 

実は、

相手に対してやっちまってる言動の多くは、

自分に対してもやっちまってる。

 

厳しい目線、

やってるかやっていないかの

チェックの視線を送ってる。

 

その副作用は、

「相手からも厳しい目で見られる」

ということ。

 

本当に、

「自分に対して思いやり」

をもったとき、

自分に対して、

自分の親友に思いやりをもつように

接することができたとき、

 

「そんな自分もありじゃん!」

って思えた時、

 

不思議と周りが変化してくる。

そして、

予想外の展開が起きてくる。

 

・この人、「ごめん」なんて言う人じゃなかったのに、

・こんな仕事、任されるなんて、思ってもいなかったのに、

・自分がこんな期待されているなんて、思っていなかったのに、

・苦手なあの人が、急に異動するなんて、思っていなかったのに、

・あの人が手を差し伸べるなんて、考えられなかったのに、

 

「こんな自分」と、

自分を受け入れた時から、

周りのサポートが

舞い込んでくる。

 

受け入れられない時は

周りは知らんぷり?

なのかもしれない。

 

自分でがんばれば!と

突き放されているのかもしれない。

 

「自分に思いやり」を

持っている状態を

シチュエーションによっては、

 

『負け』

と思っている人がいる。

私もそうだったのかも。

 

負けず嫌いの顛末ですね。

逆の言葉で、

「損して得とれ」

という言葉があります。

 

『損』という言葉に反応すると、

受け入れがたい言葉かもしれないけれど、

『得』をとるという言葉に反応できると、

 

自分の「損」のあり方も、

人間力の幅を広げるのに、

役立つように思うのです。