ビジネスコミュニケーションのあれこれ

ビジネスコミュニケーションのヒントになるような記事ピックアップして、実践的な考え方や気づきを綴っています。

上司の失敗を支援する。

会社員時代、部下として、

とても褒められたものではなかった。

 

「何考えているかわからない」と

言われたこともあるし、

「何言ってるかわからない」と

言われたこともある。

 

自分が正しいと思うことを

懸命に主張しても、

「とにかくやれ!」

という6文字で、

有無をいう機会ももらえず、

 

無駄なのに(ぶつぶつ)

時間がもったいない(ぶつぶつ)

もっと意味のあることがしたい(ぶつぶつ)

 

と不満に満ち溢れて仕事を

していた時期もありました。

 

そんなことを考え方だと、

仕事のパフォーマンスはあがることなく、

上司にダメ出しされるし、

時間はかかるし、

自分の時間はなくなるし、

新しい、いいアイディアなんて浮かんでこないし、

ふんだりけったりな日々を過ごしていたら、

 

こんな人に出会いました。

 

賛成できないことでも、

あえて、上司の指示に素直に従って、

「上司の失敗を支援する!」

 

 

お、驚きなとらえかたでした。

 

こ、こわ~とも。

 

その捉え方で、賛成できなくても、

上司の指示命令を支援する。

 

上司の言うとおりにやってみて、

自分が想像した通り、

上司の考えがうまくいかなったときは、

『勝ったぜ!』と思うらしい。

 

人は、いろんな考え方で

仕事をしているもんだと、

あらためて気が付いた。

 

たしかに・・・

 

自分が現場の事をよく知っていて、

いくら正しさや、無駄を「主張」したとしても、

上司の権限で受け止められる時もあれば、

受け止められない時もある。

 

ましてや、

お互いに「こいつとは合わない」

と思っていたら、

なおさら、仕事で自分を主張することで、

立場が危うくなってしまう。

 

彼女の話から、

客観的に自分を見つめられた。

そして、組織で仕事をする

処世術を学んだように

思う。

 

その考え方を学んで、

組織にいた私は、仕事が実験台感覚で

働けるようになった。

 

私が「それは間違い」と思うことは

本当だろうか?

私が「意味がない」と思うことは、

本当だろうか?

私が「無駄である」と思うことは、

本当だろうか?

 

そう捉えてから、

仕事のパフォーマンスは上がり、

時間のスピードもアップして、

自分の時間もしっかりつくることができ、

嫌な気分を引きずらず、

仕事に対するアイディアも湧いてきて、

 

なおかつ、

周りの評価がよくなった。

 

これは、あくまでも、

「自分の主張」を抑えることを

勧めているわけではありません。

 

正しいことを主張することで、

どんな仕事環境が手に入るのか?

相手の主張を、実験台にすることで、

どんな仕事環境が手に入るのか?

 

その手に入れるゴールに合わせて、

手段を選べばいいだけなんです。

 

今、自分のほしいものが

手に入らないなら、

自分の捉え方と行動を

変えるだけで、手に入る。

 

と、私は信じています。